学業が成就せず起業しようまで至った僕が今考えている「学業と起業のバランス」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「学生の仕事は勉強すること」

結構な人が口をそろえてそう言いがちだが、当たり前だけれどもうそのマインドでのんびり生活できるような時代ではない。

僕のまわりでもとんでもないおっきなことを成し遂げたり、自分の興味関心がある場所にまっすぐ進んでいる人もいる。当然その中には中高生のうちからお金と向き合いながらビジネスをしたり社会貢献をしている人たちがたくさんいて、その中にいると「なんかもっと学校の机に座って勉強することの意味がわからなくなっちゃった」と感じることが多くなって、今高校生の僕らは「学業」と「自分のやりたいこと」のどちらにウェイトをかけて、バランスを取っていくのがいいのかな、とそれまで以上に考えるようになった。

そして、1つ結論が出たというか、仮説がただどうやら正しかったらしい!ということを確信することができたのでそれをシェアしようと思います。

結論としては「片方が軌道に乗ると、もう片方も安定する」というしくみです。

僕の場合は学校の成績がまったく好転せず、グレてグレて最終的に「学校と一切接地面のない場所で明確な結果を出して言い返せるようになろう」という思いから起業という道に惹かれてここまできたので、「自分の課外活動が広がり始めたり、できることが多くなってやるべきことが明確になってきて、課外活動がうまくいっていないことの不安要素がなくなった状態で学校の授業を受けられるようになった」ということになります。

どういうことかしっかり説明をしておきたいんですが、このままだと「いやお前は時代についていけないとか誰の言葉借りたのか知らないけど実際勉強しちゃってるじゃんか!口だけかよww」と言われかねないので、先に「どうして僕の場合勉強をする必要があるのか」について書かせてください。

高校生の勉強と言うと、だいたいの目的は大学入学だと思いますと。

で、そもそも大学ってなんのために行くものなんだろうって考えることにしたんです。
そしたら勉強するモチベーションになって結果的に成績も良くなるんじゃないかと思ったので。

現状、僕は正直大学で何か明確に学びたいものがあるかと聞かれたらすぐには答えられません。それは受験当日も一緒だと思います。

僕が大学に行って得られる一番のメリットは「ポテンシャルの高いコミュニティに所属できること」、そして「学歴至上主義の感覚が抜けずにいる大人の人たちを巻き込みやすくできること」の2つだと思ってます。

起業は一人ですることもできますが、当然仲間がいた方が何をするにしても力強いし、実際に大学を出て起業した方の話などを聞いたり見たりしても「大学で出会った仲間は超大切」という意見は共通していたので、僕は大学に学びにいくよりもキャンパスにいる切磋琢磨できる仲間を探しにいきたいと思っています。

そして、何かを学ぶという観点のみに限定すれば、大学という期間はかなりコストパフォーマンスが悪いはずで、今ならオンラインでその業界のスペシャリストが配信しているコンテンツを月額いくら払って吸収した方がずっと効率がいい上にインプットの質が大きく異なってくる。インターネットが普及して情報が民主化し、何か知識をつけるために大金をペイして大学に行くことは今の時代ナンセンスで、場合によっては高校卒業と同時にスタートアップにインターンした方がよかったりするんだと思う。

でも、未だに学歴が伴わない人を「バカ」「薄っぺらい」みたいな言葉で片づけちゃう影響力や財力のある大人はまだたくさんいます。

まだ高校生で小さな事業をやっている端くれが思うに、真剣に会社を大きくしようと思ったらそういった力のある人たちをも巻き込んでいく必要があって、その際に学歴至上主義な感覚のままでいる相手に対して「高卒で会社やってます」なんて言えば薄っぺらい若造としてしか見てもらえないと思うんです。

だからこそ「いや、一応○○大学には入ってて、でも最近は会社の方が忙しくて休学を考えているんですー」と言える状態にしなきゃいけない。将来の自分を客観的に見た時に「コイツなら」と思わせられるよう、大学に進学させてもらうべきだということを考えています。

大学で僕は映画のようなキャンパスライフを送ろうと思ってます。
女の子が常に自分の隣にいて、朝から夜まで一定のタイムスケジュールが決まっている中で自由な日々を送ることは男子校に通う僕からすると夢のような生活です。

そういった意味でいうと、僕は大学を1つの「体験」だと捉えています。

ディズニーランド。入る前と8000円払ってから出てきた時とで変わっているのは頭に耳が付いていることくらい。8000円は「体験」という形に残らない価値に代わったわけです。
大学もディズニーランドも、期間が違うだけで広く捉えれば人々が「体験」にお金を払うことで成り立っている。2つはまったく別物のようでかなり似たもの同士だということです。

大学に進学すればしっかり女の子がいる。絶対にいるのだ。そんな体験をするために、大学に何年間も通うのはあながち間違いじゃないように思うんです。

こういったいろんな理由から、僕はラッキーなことに私立大学にも行ける裕福な環境で生活していることもあり、ここは親の脛をかじって大学に進学したいと考えています。

ここでやっと話がもとに戻るんですが、僕は中学2年生の頃から「勉強」と「やりたいこと」にかける時間をどう管理するべきなのかずっと悩んでいました。
これも学校の成績が不思議なくらい悪かったからです。

ただ、起業という道を進もうと中学3年生の夏休みに思い立ってから今日まで自分なりに、ない頭を絞って前傾姿勢で頑張ってきた結果、高校2年生の5月くらいになってやっと「やらなきゃいけないこと」が増えてきて、それらに取り組むことがまっすぐ自分のやりたいこと・見たい景色に繋がっていることも理解できている状態にあって。

言い換えると今の自分は「身体はヘトヘトな時間が多くて、でも精神面はクリーンで超衛生的」な状態なんだと思います。

聞こえは悪いように感じるけれど、でも「身体は疲れていないのに、何をすればいいのか・それが何になるのかが見えないまま、時間が経つにつれて心がズタボロに」という状況下に置かれている時とは「充実度」という観点で対極にあると思います。

なんならベストコンディションなのかもしれません。

そんな「充実度マックスな状態」が学校と一切接地面がない場所で実現すると、次は「学校の勉強も頑張らなきゃな」という心の余裕が生まれるんです。
これが超大きい。

実際勉強できる・できないとかではなく、スタート地点に立ってしっかりゴールの方角にも体を向けられるようになったという「可動域の広さ」がすべてだと思ったんです。

正直体のヘトヘト具合はなんとかなります。所詮ろくに働いてもないパワーだけある高校生なので、どんなに学校の内外で忙しくなったとしてもたかが知れています。
大事なのは心の状態。

自分の気持ちに気を配って、精神衛生面を中心に物事を捉えなおしてあげると、いろんなことが1つずつ好転していくのかなと思います。

何かの参考になったら嬉しいです。
最後まで長々とありがとうございました!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

『男子校の恋愛観』 このブログ限定で先行公開中!!

9月にAmazonで出版予定の『男子校の恋愛観』で取り上げられている40トピックの中から4つを限定して公開中です!

今すぐチェック!!

9月の公開もお楽しみに!


記事リストに飛ぶ