男子校生が男子校を選択してしまうワケ

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男子校という環境は人の人生を早くにして変な方向に捻じ曲げる極端で異質なものだ。 日常の中に異性はどこにも登場しないのに、頭の中には常に自分の理想的な異性の姿やシチュエーションが半永久的に流れ続けてる数年間。

 一度校門をくぐってしまえば最後。物理的には外に出られたように思えても、現実は何一つ変わらないのが男子校の恐ろしいところだ。 そんな「行くべきではない」と思えるような環境に、なぜみんな身を置こうと決心したのか。

今回アンケートを実施したことでいろんな男子校に通うに至った理由が見えてきて、改めて「やっぱ似たもの同士が同じ場所に集まるんだなー笑」みたいなことを思ったり、「でも確かに俺も小学校の頃はそんなこと真剣に考えてたなぁ」と時々納得しちゃう自分がいたりと、懐かしい気持ちでいました。

予想通り、「女子がうざったくて、男だけの場所に身を置きたい」という考えから男子校を選択した人が一定数いて、ここに僕も含まれる。 一番まともで、数も多かった理由は「男女どうこうとかの軸ではなく、とにかく偏差値だったり学力的にレベルの高い学校に入りたい」だった。 これは僕も納得がいって、案外学力の高い学校を目指そうとすると、男子校の割合が多くなりがちなのだ。

女子の学力が並外れて高く、男子はそこまで難しくないといった共学の学校はいくつかあって、ただ自分が納得できるような環境を探すとなると、結果的にはどうしても志願校の中で男子校の割合が増えやすい。

他には、中高一貫ということもあって、6年間のびのびと過ごせそうな印象に惹かれたり同じ価値観、考えを共有しやすいような居心地のよさなどから男子校を選択したという人も多かった。 このあたりはかなり二極化しているようだ。 ほんとに男女の関係で学校を決めた人もいるし、いろんな要素を見て結果的に男子校に通うようになっていたという人もいて、ほんとに人さまざまだなというのが今回の調査で分かった結果だ。 僕の話をすると、正確には「女子が邪魔だった」というよりかは「女子の目がない方がはっちゃけられて、そっちの雰囲気が自分には合っている」と思ったから男子校に通うことを決めた側面があります。

女子がいたら、それはそれで男女間のいろんな出来事を共有し合ったりして、小さい頃から刷り込まれていた「学生時代というのはこうやって過ごすのよ」といった固定概念を現実化できたのかもしれないなとも思ったし。

だけど他の要素も絡めて考えると、結果的に男子校という選択肢の方が多くなって、つまり両方の面で男子校に行くことが決まったような形だ。 当然その頃はまだ、自分がここまでみじめな生活を送るようになるなんて夢にも思わなかったから仕方ない。それが「ベスト」だと考えたんでしょう。

あーあ。 なんかもっと男子校に入った人が下の年代に「男子校に入るとこんな生活が待っているよ♡」みたいなことを共有するべきだと思う。 この『男子校の恋愛観』もそうだが、できることはいろいろあると思うんだよね。

「この学校に入るとこんなことになりますよ」という情報を生徒たちが主体で発信する「学校別実際どうなのメディア」を誰か作るべき。それで塾とか学校とか、小中学生をターゲットにサービス展開してる企業と提携しておもしろいことできると思うんだけどなぁ。 進路自体を変えるまではいかなくても、心構えはできると思うしそれがものすごく大事なはず。受験勉強のモチベーションにもなるんじゃないかな。

「この学校は入れたらこんな生活が待ってるんだなぁ。これ書いてる人も学校内で授業受けてて、もしかしたら『受験生の頃記事読んでめっちゃおもしろかったです』とか言えるのかな。頑張ろ!」とか。 大学受験とか毎回の定期考査で頭がいっぱいでそんなことをする余裕がないのかもしれないけれど、でももっと大学受験の推薦やAOの席が今後増えていった時には、校内でヒソヒソと目の前の問題を正解にすることよりもスマホで自分の興味関心を発信したりそれで繋がった人と同じ方向を向いて、校内にとどまらずアクションを起こしていくことの方が大事になると思うし、時間の問題と言えばそうなのかもしれない。

つい最近でも、早稲田大学が推薦・AO合格者の割合を全体の6割にして一般入試からの合格者を4割にする目標を掲げたことがニュースになっていたし、僕としては大学単位でこういった大きな転換が進んでいくのはワクワクするしすごくいいことだと思う。 話がそれてしまったが、男子校に入って後悔する度合いを下げるためには、すでに痛い思いをした在校生たちが何か発信をすることが大切なんじゃないかという提案でした。

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