文化祭での出会い

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続いては男子校における文化祭のナンパについて。

これこそこの本で触れるべき一番のポイントなのかもしれないが、ご存知の通り我ら男子校の高校生が夢にまで見るようなアオハルを体感するためには、自分でその可能性をつかみにいかなければならない。

 「自給自足」と言い換えるのはちょっと違う。理由は簡単で、自給自足という言葉は自分でとりに行ったものがだいたいの確率で手に入る前提で使われるイメージが強いからだ。 昔だってそうだ。自分たちで生活していくためにイノシシを狩りに行く。もしそのイノシシが10回挑んで1回仕留められるかどうか分からないような手強い相手だったらどうだろう。そもそも生活自体が成り立たないし、そもそもイノシシを狩りにいくことなんてとっくに諦めて方向転換しているはずだ。

 でもイノシシを狩って、自給自足の生活を送っていたという記録は残っているのだから、つまりは「イノシシも言うて頑張れば結構食える」という、ある程度の確実性が担保されたことにのみ「自給自足」を用いるべきで、文化祭のナンパはそう簡単ではないという話だ。 話がずれにずれてしまったが、とにかく男子校の文化祭に来ている女子高生は明らかに出会いの場を求めてやってきているのにも関わらず、ナンパをすることは結構なハイリスクローリターンであることが現状だということ。 男子校の文化祭にいる女子高校生は釣り堀の魚のようなものだと男子校の男子たちは認識している。

いくら異性との関わりがないからといっても、文化祭に訪れる女子たちはあからさま過ぎるからなんとなく分かってしまうのだ。 どういうことか説明すればすぐ分かる。日曜日の文化祭に制服を着て2、3人組でキャピキャピやってくるのだ。

まだ土曜日なら学校のあとなのかな、とかある程度帳尻を合わせることができなくもないが、日曜日に制服となるといよいよ折り合いをつけることが難しくなってくる。 そんな男を見つける気満々の女子たちが訪れる、年に一度のこのビックチャンス。 逃すまいと目の色を変えて男子たちは必死にとびかかっていくわけだが、これが不思議なことにうまくいかなかったりするのだ。(筆者個人の経験談) 実際のところ、文化祭の間に男女間でどういったやり取りがされて、その後どう進展していった例があるのか。予想通り文化祭でナンパした経験がある人はたくさんいて、結果的にいろんなケースを知ることができた。

一番多かったケースはやはり「連絡先は交換するんだけれど、その後きっかけがないままお互い連絡せずに関係が途切れてしまうパターン」だった。 たいていの場合「今日はありがとう!」「楽しかったです!」「また来てください!」「はい」で試合終了。 まぁ続かない。 ただ、人によってはこのあたり話を持たせる力があり、数ヶ月会話が続いたり、実際に会って遊びにいくまでに発展するケースもあるらしく、個人的にはすごく羨ましかった。

連絡先を多く持つということは、それだけ恋愛に発展する可能性が高いってことだ。 だから一瞬の文化祭というチャンスに一生懸命数を獲得しようと努力するわけだが、ヒアリングをする中でとっておきの必殺技を知ったのでシェア。 女子校の人は逆ナンパをするのか分からないけど、今後生かせる手法なのでぜひ知っておいていただきたい。

とは言っても方法はシンプルで「複数人で複数人をナンパする」というやり方が一度にたくさんの連絡先を容易に入手できる。 4人くらいで手を組んで3人くらいで来ている女の子にアプローチすると、お互いが集団であることの安心感と、もれなく全員の連絡先をゲットできるという点で優れているそうだ。

ただそんな大人数でどうやって校内を回るのかはよく分かっていないのでその辺りは各自工夫してもらいたい。

最後になるが、文化祭において男子たちがどんな心情でナンパという行為に及んでいるのか書いておこう。 もちろん彼女を作るためでもあるのだが、それだけの理由では思い切った行動は起こしづらかったりする。 その上にさらにナンパを後押ししているのがズバリ「みんなやってるから」という安心感と焦りなのだ。

みんな文化祭に来ている女の子の中からターゲットを決めて果敢に連絡先をゲットしに行っている。このまま何もしなかったらマウントを取られたまま終わっちまうじゃないか。俺もナンパしなきゃ。

こんなふうに純粋に「彼女をつくりたい」という気持ちに加えて「ナンパしなきゃ」という謎の使命感があるから男子校の彼らは女の子に声をかけるに至るというわけ。 つまりどういうことかというと、「この人や!!」という第一印象から声をかけているという解釈は少し違っていて、実際は「ナンパしなきゃいけないけど誰かいないかなー、あの人とかわりといい方だな、よし声かけよ」というように「校内にいる女の子」というアルバムをめくってその中で直感的にいいと感じた人を選んでいるってこと。 もしナンパをされた経験があるなら、もちろん自分のルックスに自信を持っていいと思う。自己肯定感が強いことはすごく大事なことだと思うし。 ただ「私は、私に声をかけてきたあの人にとっての理想に一番近い存在だったんだわウフフフフ」という捉え方をするのは結構間違いだということだけ抑えておくといいんじゃないでしょうか。 男子校の彼らはとにかく誰かを「彼女」という席に座らせることに必死で、そこに誰が座るかはあまり大切ではないと考えている。

だからこそ文化祭でもいろんな人に声をかけるし、それぞれしっかりチャットも長続きさせようと努力する。 だから「この人めちゃめちゃ私のこと好きじゃん」と思うのも正しくないし、かと言って「女たらし」と捉えるのも間違っている。むしろ会話が続くようなら彼女にしようとしていることがほとんどなので、たまたまナンパしてきた相手がタイプだったりした時には、すぐに会う約束をしておくべきだ。

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