正直現実で起きていることと向き合うより、自分の理想のシチュエーション、理想の展開を妄想している時間の方がずっと楽しかったりする。
きっと僕だけじゃないと思ってカミングアウトしたけれど、きっと人それぞれ「こういうことは現実で起きてもおかしくないんじゃないのっ」とつい期待してしまうようなシチュエーションがあって、それらは裏を返せば「相手にしてほしいこと」だと思う。
つまりは男子校の彼らがどういった展開があれば動いてくれるのかを参考にして「ちょっとしたハプニング」と見せかけて距離を詰めやすい状態をつくることが可能になるのだ。ぜひ女子の皆さんには今回の内容を踏まえて男子校の彼らの前でそれに近いアクションを取っていただきたい。
アンケートの中では、やはり（？）ハプニング系が目立った。何かしらの原因で女の子が困っていて、それを助けたことをきっかけにSNSとかLINEが繋がって恋愛に発展するケースですね。
まぁないと考えていいでしょう！
それから面白かったのは、みんな電車で登下校するから「電車の車内で・・・」というパターンのシチュエーションが無駄に多かった。具体的には「電車で横の女の子がもたれかかってきて、抱きついて、」「電車に乗ったら全員美少女で都合よく電車が止まってくれる」「電車で毎日車両で一緒になる人とゆくゆくは・・・」などなど。 もたれかかってきて、までは分かるけどそのまま抱きついてくるのはちょっと妄想じみてるなぁ。
でも電車で時々ビックリするくらいのルックスの人が乗ってたりするのは現に起こることだからそこから車内で妄想が広がっちゃうのかも。
学校に行くために電車に乗ることが必然だとしたら、そこに見た目がどうとか恋人がいるかどうかとか何もかもが関係なしに距離が縮まるから「電車の中とか駅のホームで何か言葉を交わすきっかけさえできれば」という「トレインドリーム」を叶えることができる可能性はかなり高い。
なんだよトレインドリームって。
電車に関してもう少し言うなら、起きうる事象の種類が豊富なことも高校生たちの妄想を膨らませているのかもしれない。電車が止まったりドア周辺でのハプニング、モノを落としたり肩がぶつかったり。電車が急停車して、手すりにつかまっていなかった隣の人が自分にのしかかってくることもあるあるの１つだ。 これらをいかに恋愛まで持っていくかはそれこそ僕らの力量次第だが、考えれば考えるほど妄想が膨らむという点では、電車は男子校に通う彼らにとって２つの意味で日常のパートナーと言えるだろう。
きっと男子校の彼らは、社会人になってもつり革レースには見向きもせず、トレインドリームを夢見てキョロキョロし続ける日々を送ることになるんでしょう。
というわけで理想のシチュエーションの大半が電車で起きていたということが分かりました。案外塾や文化祭よりも電車で恋が実る可能性も考えたほうがいいのかも！
個人的に可愛いと思ったのは「昔小学校の頃に知り合った人と大人になって再会して告白されたい」「プールや遊園地で意識していた女の子ともう一度再会して連絡先を交換してから何度か会って最終的に付き合う」「自分でも勝てそうな感じの、悪い高校生以下の奴らにいじめられている女の子がいて、それを助けたら絶世の美女だった」など。笑
まだ小学校のこと引きずってるのいいなーとか自分でも勝てそうな人がいじめてる設定なの可愛いなーとか思っちゃいましたね。あと再会ってなんだよ。とりあえずなんか分かんないけど再会するっていう。もはや最初に出会った場所関係ないっていうね。
他にも「その角から夏の魔物に連れ去られて飛び出してきて欲しい」とか「植物園や庭園で出会ってそのまま巡りたい」など一対一で出会うシチュエーションも多かったですね。 「その角」ってどこだよ。
植物園や庭園はお洒落過ぎてもはやついていけない。
