誰かが「俺彼女できた」「私彼氏いるんだよね」といった言葉を自慢気に、誇らしそうに口にする前には必ず、1つ「告白」という個人間の一大興奮イベントが行われている。 「高校生のカップル」というと星の数ほどいるように思えるが、その1つ1つの星で毎回告白が行われているんだということを考えるとなんだか不思議で笑えてくるが、でも本人たちからしてみれば今世紀最大のチャレンジだったり出来事なのだからまぁ素敵なことでもあるなぁと思えますね。
「男子校出身の男子がしがちな「恋愛の失敗」9パターン」 https://www.sugoren.com/report/2290/
せっかく恋心を抱いても、その扱い方がわからない男性も多いようです。できれば恋愛マスターの男友達に相談し、レクチャーを受けましょう。
僕も告白はしたことがあるしされたことがある。大事なことなのでもう一回言っておくが、僕は告白「する」も「される」も経験済で、言い換えれば誰かに自分の想いを自らの力で伝えることもできるし、誰かにそうさせることもできるというとんでもなくよくできた男子高校生ってわけだ。
ただ僕の経験談は正直どれも人に話すと笑い話になるからここでは触れないことにして、とりあえずは友人たちを「お前すげぇな。めっちゃモテんじゃん。超チャレンジャーじゃん」と気持ちよくさせながら、上手に彼らの自慢話だったり普段人に語らない経験談を吸い取ってこようと考えた。
作戦は見事に成功した。 いろんなギトギトエピソードだったりキュンキュンエピソードを集めることができたのでシェアします。
大きく「いやぁ君はとんでもない青春を謳歌してるね!」という人と「なるほどそんな恋の始まり方をしてもいい時代になったのね」という発見の2つがありました。
小学校での異性との交流が充実していたケースが多くて、その中でも修学旅行に男女がそれぞれ夜中に外に出て告白し合うイベントが開催されたというから驚いた。 その時に自分のことが好きだったらしい女子と会う直前に先生にそれが見つかって結局告白されないまま卒業してしまったというエピソードなのだが、何とも青春ドラマな匂いがする話。男子校の中でも掘ればそれらしいストーリーが出てくるものですね。
当時は小学生ということもあり、相手の好意に気付くことができなかったらしい。男子校の男子は恋愛において鈍感な傾向があることを他章でも取り上げたが、中高生の時点で男子校の男子に共通しているということは、言い換えれば多くが小学校の頃から鈍感であるということだ。
小学校から異性との関係に鈍感だと、結果的に「女子いなくてよくね」「男だけが楽しい」という気持ちが強くなって、結果的に男子校を目指すまでに進展する。
これで分かった。
男子校と鈍感さはセットだったのだ。
他にも塾がきっかけで恋愛まで発展したという出来立てホヤホヤな話も聞けた。 塾でクラスの女の子を文化祭に誘ったものの、片方がドタキャンして1人で来ることになったらしく、そこから男女としての交流が深まって塾の宿題も一緒にやるようになり、バレンタインデーには向こうからチョコをもらって好意を確認した上で最終的に塾の帰りに告白をしてお付き合いまで漕ぎ着けたそうだ。
「片方がドタキャンして1人」という出来事は恋愛というスゴロクを急激に進めてくれる。文化祭では誰でも友達が1人いれば使えそうな必殺技だ。
バレンタインデーもそうだ。不必要に全高校生を期待させるとともに、異性との先進的な関係を築いてきた人だけがいい思いをする、言ってしまえば2/14までにあったリア充度格差を極端なまでに広げる最悪の日だ。
12月のクリスマスと2月のバレンタインに彼女がいることを前提に、逆算して自分が今どんな環境でどんな繋がりをするべきなのか考えて行動に移すことが正しい1年の過ごし方なのかもしれない。
でも結構リアルなエピソードでちょっと羨ましかった。塾とか「恋愛と全く関係のない、男女が共に必要としている場所」に頼ることの重要性を改めて感じた。 僕は塾には行っているものの個別指導だからすぐそこに異性がいても全く話す機会がないので絶望的。 もはや出会いの場所を求めて塾を変更するまである。
そんな素敵な思い出が男子校にもいくつかしっかりあって、でもそれを実際に体験できる人はほんの一握り。
ただし、中には分明の利器をうまく活用して自らリアルに充実した日々を勝ち取る男たちが存在する。
SNSだ。
男子校の彼らはSNSにおいては積極的に異性と交流する機会を求める姿勢がある。 そしてInstagramにて知り合った人とオフラインで会って遊びに行ったりするわけだが、その中で告白という行事が起こるケースも当然多くある。
しかしここで大きく異なるのは「彼女」という存在が誰であるかだ。 先ほどの2つは「好き」という気持ちがあった上で結果的に「彼女」ができる順番だが、SNSから出会う場合はまず入り口が「彼女つくりたい」なので、相手が誰であるかとか自分の感情がほとんど関与しないまま淡々とことが進んでいくケースが多いわけです。
何が言いたいかというと、SNS始まりの恋愛はそこまでキュンキュン要素がなくてあんまり美しくないということだ。 なので具体的なエピソードを語ることはやめておいて、SNSにおける彼らの実態を「SNSの重要性」で明らかにしてあるからそっちを読んでいただきたい。